ヒアルロン酸注射の効果の期間

ヒアルロン酸注射の効果の持続期間

ヒアルロン酸注射の効果についてお話しします。
ヒアルロン酸注射で体の中に残留しているヒアルロン酸というのは時間の経過ですべて吸収されます。残るということはありません。そのため効果を持続・維持させたい場合は定期的な注射が必要となるのです。どれくらいで注入したヒアルロン酸は吸収されるかというと、概ね2年弱で分解・吸収されてしまいます。

効果の持続期間とヒアルロン酸の残存期間とは違う!

ヒアルロン酸注射でみなさん気になるのが効果の持続期間です。決して安い治療ではありませんから、効果は長ければ長いほど良いと思うのは当然のこと。
そこで注意していただきたいのは、「効果の持続期間=ヒアルロン酸の分解吸収期間」
実はイコールではないのです。ヒアルロン酸注射によって体の中に残留したヒアルロン酸というのは、少しずつ分解され、やがてすべてのヒアルロン酸が消失します。一定の期間が経過すると急に分解されるのではなく、注入した時点から日々少しずつですが、分解され吸収されているのです。

注入したすべてのヒアルロン酸が分解吸収され、無くなってしまうには概ね2年かかると言われています。しかし、それは吸収されて無くなってしまう期間であって効果の持続期間とは違うのです。ヒアルロン酸注射の効果というのは、注入した時が一番残っている状態です。そこから少しずつ分解・吸収されるのですが、どの程度吸収されると効果の消失を実感するかとなると個人差が大きいのです。

注入した半分のヒアルロン酸がなくなることで効果が無くなったと感じる方もお見えになりますし、7割吸収されても効果が持続していると感じる方もお見えになります。効果の持続期間というのは人それぞれの感じ方で大きく違ってくるのです。
ですのでヒアルロン酸注射の場合、効果の持続期間を表現するのは適切ではないのです。

また、注入した部位でも持続効果の感じ方は違います。ほうれい線へのヒアルロン酸は半分が吸収されると効果が落ちたと感じやすいのですが、鼻やアゴなどのヒアルロン酸は半分減ってもあまり実感されない方が多い傾向にあります。

吸収されることはデメリットじゃない!

ヒアルロン酸のように吸収されてなくなってしまうことがデメリットのように取り上げられ、非吸収タイプのフィラーが優れているような説明をする医療機関もあるようですが、吸収されることはデメリットではありません。

なぜなら、万一、その注射剤に対し何らかのアレルギーを引き起こした場合どうしますか?ずっと残っている訳ですから対処のしようがありません。
さらに言うなら、数十年も体の中に残っていて変性しないと言う保証はありませんし、皮膚は必ず老化します。注入した時の肌の状態と、10年、20年後の肌の状態は全く違います。深い層に注入したとしても吸収されない訳ですからどんな状態になるかは誰にもわからないのです。

これらのことを考えると吸収されるヒアルロン酸というのは時間の経過でなくなることが約束されていますからデメリットになることではないのです。むしろメリットと考えるべきではないでしょうか。

安易に手軽さだけが重視されるヒアルロン酸注射を含めたフィラーの治療というのは目先のことを考えるのではなく、将来のことを考えて治療を受ける必要があることを忘れないで下さい。

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